ウォールスタット(wallstat)

耐震シミレーション用フリーソフト

(国土技術政策総合研究所中川主任技術官開発)

 


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外部関連業者様各位(足場、大工、外壁、板金、塗装業者様各位)

 

長期間にわたって美しく、丈夫な屋根であるために。完全な状態の屋根をお施主様にお届けするためには、施工後にも細心の注意が必要となりますのでご協力の程宜しくお願い申し上げます。

 

  • 役物の上に乗らない

    「割れの原因となります」

    棟瓦や袖瓦などの同質役物、雨押さえ等の金属役物の上に乗ると割れや凹み等不具合の原因となります。

    →役物の上でなく、屋根面にのってください。

     

  • 屋根面にゴミを放置しない

    「汚れが落ちなくなります」

    作業中のゴミや切り屑等を放置すると瓦の隙間に入って不具合の原因になったり長期間放置すると瓦にひっついて汚れが落ちなくなります。

    →ゴミや切り屑は出した方が当日、掃除してくださるようお願いします。

     

  • 屋根の納まり部は歩かない

    「割れの原因となり補修が極めて困難となります」

    屋根納まり部「ケラバ・谷・壁際・トップライト廻り」は、屋根材の下に板金役物の捨水切りがあるなど、屋根材が浮いた状態です。乗っただけで簡単に瓦が割れ、しかも極めて補修が困難な箇所です。

    →瓦施工後は、屋根の納まり部(屋根面端部)を歩行しないようお願い致します。

     

  • 瓦端部(重なり部分)を歩かない

    「踏み割れの原因となります」

    瓦の端部(重なり部分、重なり部分角)に過度の加重がかかった場合、瓦が割れることがあります。

    →瓦端部分(重なり部分)の歩行はできるだけ避け、できるだけ広い面の部分を歩くようお願い致します。

     

  • 雪止め金具、太陽光金具の付近は歩かない

    「割れの原因となります」                                                    雪止め金具や太陽光金具を取り付けている部分の瓦は金具の厚み分多少浮いた状態にります。その付近を歩くと割れることがあります。

  • →雪止め、太陽光金具付近の歩行はできるだけ避けるようお願いいたします。

     

  • 屋根面の足場には養生板を敷く

    「割れの原因となります」

    屋根面直の足場設置をした場合、集中的に荷重がかかり、瓦の割れにつながることがあります。(またジャッキは余裕をもって少し長めにあまり突っ張りすぎないよう締めてください)

    →屋根面に足場を設置する場合は、足場からの荷重を分散させるように、ジャッキベースの下には養生用のゴムマットを敷くようお願い致します。

     

  • 屋根面に飛び降りない・下屋足場縦地に過度の衝撃を与えない

    「割れの原因となります」

    足場から屋根面へ飛び降りたり、物を落としたり、下屋足場の縦地に過度の衝撃を当てえると過度の衝撃力で瓦が割れることがあります。

    →過度の衝撃力を与えないようお願い致します。

     

  • 汚れた靴で歩かない

    「汚れの原因となります」

    汚れた靴で屋根面を歩行すると、泥が瓦に付着して取れなくなります。(軽微なものは雨で落ちますが、べったりついた泥は雨でも落ちません)

    →汚れた靴で屋根面を歩かないようお願いします。

     

  • 塗装作業の前には屋根面のシート養生を

    「汚れの原因となります」

    屋根面にシート養生をせずに塗装作業を行うと、本体や役物にモルタル・塗料等の汚れが付着して取れなくなります。

    →壁面の塗装、リシン吹き付け等の塗装作業に関しては、必ず屋根面をシート養生してください。

     

     

 株式会社アルファルーフ 448-0003愛知県刈谷市一ツ木町3丁目2番地5   三州瓦、屋根工事、外装工事       http://arufaroof.jimdo.com/



○建築基準の変遷

○コロニアルの変遷(専門工事業者向け情報)


「ニューコロニアル」(有石綿)


「コロニアルNEO」(無石綿)


「コロニアルクアッド、グラッサ」(無石綿)


ニューコロニアルからコロニアルNEOへの変更は2000年前後。2003年以降はすべて無石綿。

裏面のロット番号でKMEWに問い合わせて調べることも可能。


○金沢工業大学 工学博士、後藤正美准教授の講演 (平成20年1月31日)
・ちゃんとした構造であれば瓦の重さは地震の倒壊にはほとんど関係ない。(Eディフェンスの各種実験により実証すみ)
・マスコミ等で屋根は軽いほうがいいと言っている関係者の多くは木造の専門家ではない。
・新潟地震の倒壊のほとんどは白アリ被害や構造上の問題で瓦の問題ではない。瓦で無事な家のがたくさんある。
・ある程度の屋根加重はある程度の太さがある柱を使っていれば『柱傾斜復元特性』が働き倒れにくくなる。(できれば5寸角以上が望ましい)

(建築業者様向け情報)
○平成12年建設省告示第1400号により、「瓦」は不燃材料として明記されており、不燃材料に係る大臣認定取得は必要ありません。http://www.kawara.gr.jp/news/news.cgi
○新しい建築確認手続きに関する情報提供について(「認定書の取り扱い」、「軽微な変更の取り扱い」が改正され、新しくなりました、H19、11、14)                         建築行政情報センターhttp://www.icba.or.jp/              
○法改正による建築関連中小企業への資金繰りへの影響から政府系中小企業金融機関によるセーフティネット貸付及び既往債務の返済条件の緩和等の措置が講じられています。(19年10月9日より)                                               【融資に関するお問い合わせ先】                                               中小企業金融公庫  http://www.jasme.go.jp/jpn/bussiness/a400.html                   商工組合中央金庫 http://www.shokochukin.go.jp/tempo/index.html                 国民生活金融公庫 http://www.kokukin.go.jp/tenpo/index.html   
相次ぐ建築関連法規の改正にご注意ください!
1、宅地建物取引業法、建設業法の改正(施主(買主)に対する保険加入告知の義務化 →平成18年12月施行
2、建築基準法の改正(建築確認・検査の厳格化) →平成19年6月20日施行
3、建築士法の改正(四号建築物の特例の廃止) →平成20年12月までに施行
4、住宅瑕疵担保法(新設予定)(保険加入の義務化) →平成21年秋までに施行


○平成12年建設省告示第1400号により、「瓦」は不燃材料として明記されており、不燃材料に係る大臣認定取得は必要ありません。


○(ご参考) 「一般的に瑕疵(かし)とは契約通通りの施工がなされていないこと、通常期待される性能を確保できていない施工を言う。」(弁護士、秋野卓夫先生)(日本屋根経済新聞12月8日号)


○太陽光パネル設置に最適な屋根  (H24,2,4)

 『南側に向いた切妻一枚の瓦屋根、屋根勾配4,5寸程度、パネルは後付け(据え置き)型』

・瓦は瓦の間から固定金具を出したりしやすいので太陽光パネル設置に向いています。また、屋根材によってはパネルの加重によって屋根材が一部沈んだり、屋根材の塗り替えにパネルが邪魔になったりということがありません。小屋組みも一般的に瓦屋根のがしっかりしているので安心です。
・東、西面は南面よりー15%発電量が落ちます。(北面は30%以上低下するので普通設置しません)
・寄棟屋根はパネルに設置ロスが出ます。
・パネルを分割設置すると発電量が低下します。
・パネルに対する最適な屋根勾配は3寸(30℃)ですが、屋根の防水も考慮すると4、5寸が最適と思われます。
・モジュールは温度上昇によって出力が低下するので、屋根との間に空気層のある後付け(据え置き)型のが損失は軽減されると思われます。また、万が一はずす時も一体型より容易です。



(屋根について)
・急勾配屋根は後のメンテナンス等についても考慮されてからご採用ください。
・軒、庇の外壁に対する保護効果を発揮するためには軒の出45センチ以上
が好ましいそうです(日本屋根経済新聞、平成16年7月18日号、東海大学
建築学科教授、石川廣三氏寄稿より)ご参考ください。

(粘土瓦について)
粘土瓦は天然原料を使った自然素材です。
自然素材ゆえに
・微妙な色ムラ
・若干のねじれ、寸法の違いによる隙間(1)
・貫入(かんにゅう、表面亀裂)
・ピンホール
等が発生する場合がありますが、屋根材としての性能に問題は生じません。
天然原料を使った環境にやさしい自然素材としての特性としてご了解ください。

(1)屋根葺材料の重ね部分の隙間については、毛細管現象による漏水などを
防ぐため3㎜程度の隙間は適当であるという実験結果も出ております。
(「屋根の知識」日本屋根経済新聞社刊、120ページ)

(サイディングにいて)

・サイディングは12ミリ厚で厚さ±1.0、全長及び働き長さで±1.5
全幅及び働き幅で±1.0の許容差
(「日本工業規格 JIS A 5422 窯業系サイディング」に基づく)
が出る場合がありますのでご了解ください。
・タイル柄等の目地寸法精度は±1.5㎜ですので、ジョイント部で目地柄が
±2㎜前後ずれる場合があります。
・一般的なサイディングの施工は釘留めにて張っておりますので、
釘頭は完全には隠れません。
釘頭が見えない金具張り工法もあるのでご検討ください。
(施工の関係上、部分的に釘張りになる箇所があるのでご了解ください)